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【ジンの薬効?】ジンに使われるボタニカルの効能【薬としてのお酒】

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ジンは古くは薬効あるとし飲まれていたスピリッツです。
蒸留酒にハーブを加え、胃腸を整えたり、尿を促して老廃物を出していたそうです。
ジンによく使用されるボタニカルについてご紹介いたします。

まず初めにジン自体に何か健康に効く効果はありません。
ハーブやスパイスを使用しており、その香りを楽しむことはできますが、素材の栄養素などを摂取することはできません。

ジュニパーベリーの薬効

ジンといえば欠かせない材料は「ジュニパーベリー」です。
ジンには必ず使われている植物ですが、まずはこのジュニパーベリーの薬効をまずはご紹介致します。

ジュニパーベリー

精神安定

ジュニパーには、精神を安定してくれる作用があります。
爽やかでウッディーな香りにもリラックス効果があり、不安な気持ちや後ろ向きな気持ちを晴れやかな気持ちにしてくれます。
また体を温める効果もあるため、心身共にリラックスさせてくれます。

利尿作用

ジュニパーにはかなりの利尿作用があります。
そのため体内に残ったアルコールを素早く体外へ排出する効果が期待できます。
しかし、その一方で注意も必要です。
高い利尿作用があるため、脱水状態になってしまう可能性もあります。どんなお酒にも言えることですが、飲み過ぎには十分注意しましょう。

老廃物の排出

腎臓や泌尿器系にもよく効き、老廃物の排出などのデトックス効果もあります。
また、消化不良の改善にも効果があり便秘にも効果があるとされています。

ジュニパーベリーの使い方

ジュニパーベリーはお店ではあまり見かけませんが、Amazonなどではよく売られています。
ハーブティーの様にお湯に漬けて味を出せば、デトックス効果のあるお茶としてお楽しみいただけます。

ジュニパーベリー 50g スパイス ハーブ ジュニパー ベリー juniper berry じゅにぱーべりー セイヨウネズ
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ジンによく使われる材料

アニス

アニスは、消化促進の効果があります。
食欲不振消化不良など胃の働きを助け、胃もたれも防止します。
また喘息や気管支炎にも効果があり、風邪の時には痰を出すのを助けてくれます。

アンジェリカ

アンジェリカはアルプスやヒマラヤなどの寒い地域に生息する植物で、
ハーブなどによく使用されます。
アンジェリカはビタミンB1・2を多く含んでおり、生理痛をやわらげたり、体を温めてくれたりするため、「女性のための朝鮮人参」とも呼ばれているそうです。

キャラウェイ

キャラウェイは主に腸の働きを助ける働きがあり、お腹にガスがたまった際に症状を和らげたりしてくれます。
他にも赤血球に欠かせない葉酸や抗酸化作用のあるビタミンなどもふくまれています。
また口臭を消す効果があるとも言われます。
 

シナモン

シナモンは、ビタミンB1、B2を多く含んでおり脂質やたんぱく質等の代謝を促す働きがあります。
その他にも皮膚や粘膜の健康を補助するナイアシンや余分な塩分を排出するカリウムなどもあり、非常に栄養価の高い素材です。

レモンピール

レモンピールは、レモンの皮を乾燥させたものです。強壮効果があるとされ、風邪など体調を崩した際にハーブティーとして飲まれることもあります。
またヒスタミンを抑える働きもあり、花粉症などアレルギー症状を軽減する効能もあります。
他にもレモンピールにはヘスペリジンがあり、抗アレルギー作用や血管をきれいにする働きもあります。
※ヘスペリジンは水に溶けにくい物質です。

ライム

ライムにはカリウムマグネシウムカルシウムといったミネラルが多く含まれています。

二日酔い防止のためには肝機能を高める必要がありますが、それにはビタミンとミネラルが必要とされています。
ライムはそんなミネラルとビタミンを同時に摂取することができる素材なのです。

またヘスペリジンなどの多くのポリフェノールもあり、活性酸素を除去し廊下を防いでくれる働きがあります。虫歯予防もあるとされています。

他にもビタミンCビタミンB群、柑橘系の香り成分であるリモネンも含まれており、非常に健康的な食べ物です。

まとめ

いかがだったでしょうか

ジンによく使われる材料の栄養をご紹介いたしました。
材料にどのようなものが使われているのかを知ると、副材料なども合わせやすいかと思いますし、会話のネタにもなります。
覚えて損はないので頭の片隅に置いてみてください