【BEAR’S BOOK】シトラスとスパイスが効いた飲む物語【熊本から世界へ】

今回は熊本から新たに製造されたドライジンらしさと日本らしさを兼ね備えた非常に洗練されたジン「BEAR’S BOOK」をご紹介します。

若き蒸留家の強い想いの中作られたこだわりのドライジンです。

BEAR’S BOOKの特徴


アルコール度数:

内容量:700ml

原産国:日本(熊本)

テイスティングメモ

柑橘のシトラスと山椒のスパイスの香りの展開に惹きつけられる
◆ボトルを開けると感じるシトラスの華やかな香り
◆まろやかな口当たりとほんのりとした甘み
◆シトラスの後にすぐ広がる山椒のスパイシーな味わい

香り

香りはシトラスの華やかな香りとドライジンらしいキリッとした香り。
香りの印象だけでドライジンが好きな方は間違いなく反応してしまう香りです。
いい意味でジャパニーズっぽくなさを感じると思います。
ただ何回かじっくり香りを嗅いでいると山椒や生姜など日本らしいボタニカルの香りを感じていくような印象です。

味わい

口当たりはまろやか。
実際に口に含むと柑橘の爽やかさとほんのりとした甘さを感じます。
しかし、その直後すぐに山椒をはじめとするそのほかのボタニカルの香りがフワッと広がり心地よい甘さとスパイシーさの心地よいコントラストを感じることができます。

 

その後は山椒のスパイシーかつ日本らしい余韻が長く続きます。
しかし、いたずらに余韻が続く感じはなく、心地よくキレがあり次の一口へ手が伸びる印象です。

スパイシーですが、飲みやすく非常に丁寧に蒸留されているのを感じます。

BEAR’S BOOK

T’s CRAFT

高橋酒造の次世代を担う蒸留家たちが洗練された酒質のみを追い求める「こだわり」と飲み手の五感を刺激する「遊び」をコンセプトに、世界に誇れる酒造りを目指す熊本発の新ブランドです。
今回のBEAR’S BOOKはそんな彼らの記念すべき第一弾のクラフトジンです。

製法

蒸留器はドイツ製の銅製ハイブリッド蒸留器を使用し、
ベースのアルコールに直接ボタニカルを漬け込む「スティーピング方式」
蒸留の際の蒸気を使用して香りをつけるヴェイパー方式の二つを合わせた「ハイブリッド方式」を使用し、ボタニカルの良いところを余すことなくジンに落とし込んでいます。

蒸留所の方へ質問

今回蒸留所の方へお時間をいただき、いくつかBEAR’S BOOKについてご質問をさせていただきました。とても快くお答えいただき誠にありがとうございました!

おすすめのフードペアリングはありますか。
香辛料を効かせたスパイシーな料理や辛味のある料理との合わせてお楽しみいただくのもおすすめです。
BEAR’S BOOKの製造においてイメージしたジンはありましたか。
特にベンチマークにしたジンはございませんが、
パッケージは海外のデザインを参考にしたところがあります。
開発当初は焼酎をベースに考えていたとお聞きしましたが、
今回ニュートラルスピリッツへ変更したのはどんな理由からですか。
ジンの本場の作り方を尊重し、熊本から世界へ発信していきたいという想いを込め、ニュートラルスピリッツをベースに使用することにしました。

ご質問にお答えいただきありがとうございました!
本場のドライジンらしさを保ったままボタニカルで日本らしさが表現された印象で、私自身ボトルを開けた瞬間に「あ、これは絶対美味しいやつだ…。」と衝撃を受けました。
BEAR’S BOOKは第一弾ということでこれからのジンも非常に目が離せません!

 

BOTANICAL

・ジュニパーベリー 
・山椒
・不知火
・柚子
・お茶
・杉
・椿
・レモン
・生姜
・米のもみ殻

COCKTAIL

ジントニック


材料

ジン:45ml

トニックウォーター:適量

作り方
氷を入れたグラスにジンを注ぎ、
その後氷に当てないように直接液体を狙ってトニックウォーターを注いで完成です。
トニックウォーターの甘さとBEAR’S BOOKのスパイシーが程よくマッチしたかなり美味しい仕上がりです。