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希釈熱で本当に温度は上がるのか?【水割り】

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希釈熱って?

希釈熱とは溶液を溶媒で薄める(希釈)する時に発生する熱のことを言います。

水割りなどを作る際、アルコールに水を加えるとおよそ3度ほど温度が上がると言われています。

希釈熱のせいで余計に氷が溶けてしまって水っぽくならない様に、
水で割る前にグラスとアルコールをステアしよく冷やします。

カクテルに温度がどれだけ大事かわかりますね。

本当に3度も上がるの?

ここで疑問に思うのは本当に3度も上がるのか?ということです。

私も希釈熱の存在を知ってはいるものの実際に温度が上がったと感じた事はないので、今回温度計を使って調べてみました!

方法は簡単です。

グラスにお酒を注ぎます。
その状態で水を注ぎ、その瞬間の温度の変化を見てみます。

今回使用した物

◆デジタル温度計
◆ギルビージン(19.6度)
◆水(19.6度)
運よく今回使用した水とジンの温度が全く同じでした。
19.6度のジンに同じ温度の水を加えてみます。
ジンと水の温度も同じですので、希釈熱で3度上がれば22.6度になるはずです。

今回使用したジンの温度は19.6度です。

そしてお水も19.6度とぴったり同じ温度でした。

この二つを混ぜると…

本当に徐々に温度を上がっていきました!

そして最終的には21.8度で止まりました。

結果

結果をまとめてみます。

19.6度から21.6度に。
2.2度の上昇

19.6度のジンと水を合わせると最終的に21.8度まで温度が上昇しました。

つまり2.2度温度が上昇したことがわかります!

3度には届きませんでしたが、確かに温度が上昇しました。

2.2度の上昇は大きいですね。

水を加える前にしっかりとグラスとアルコールを冷やして氷が希釈熱で余計に溶けない様にすることが大事な作業だということがわかります。