今回はレストラン内に蒸留器を設けているNUMBER EIGHT DISTILLERYの「No.8ジン 」をご紹介いたします。
蒸留責任者であるレストランのバーテンダーでもあり、トニックウォーターで有名なFever Treeのアンバサダーも務める深水稔大さんにNo.8ジンのこだわりなどもお伺いさせていただきましたので、そちらも合わせてご覧いください。
No.8ジン の特徴
アルコール度数:46%
内容量:750ml
原産国:日本(神奈川)

テイスティングメモ
◆お食事にも合わせやすいクセのない味わい
◆ホップやコーヒー豆のビターな余韻
香りは焼酎の甘い香り
焼酎ベースのジンはまったりとした口当たりのものが多いですが、こちらは比較的スッキリとしたキレのある香り。
実際に口に含むと、
クセのない軽い口当たり。
粕取り焼酎特有の甘い味わいと、ほのかに香る柑橘の爽やかな清涼感。
口内で液体の温度を上げると、
少し強めな苦味が出てきます。
ボタニカルに生ホップやコーヒー豆を使用しているためでしょうか。
この苦味はジントニックにすると非常に心地よいバランスを生み出してくれます。
ストレートだと粕取り焼酎の焼酎感やボタルカルの苦味が少々強い印象でしたが、ジントニックにした途端驚くほどフレッシュに。
甘みや苦みのバランスが絶妙で、スッと後味が切れるのでどんなお食事にも抜群に合うジントニックになります。
あまりの変化にきっと驚くかと思います!
アルコールのトゲは優しめです。
焼酎ベースのジンは良くも悪くも後味が長めに残る印象ですが、
こちらはそこまで長く伸びる感じはなく、そこはやはりジントニックやジンソーダに合うジンを目指した結果なのかと思います。
後味が長く残らないので、食事とも合わせやすいです。

BOTANICAL
2.アボカドの種
3.神奈川みかん
4.レモンバーベナー
5 .無農薬レモン
6 .生ホップ
7 .コーヒー豆
8.アボカドの種
NUMBER EIGHT DISTILLERY
No.8ジン は神奈川県横浜市の横浜ハンマーヘッドにあるNUMBER EIGHT DISTILLERYで製造されております。
NUMBER EIGHT DISTILLERYはQUAYS pacific grillというレストラン内に併設されております。
実際に蒸留器を眺めながらお酒を楽しむことができます。
まさに圧巻です…。


深水さんに質問!No.8のこだわり
深水稔大さんは株式会社HUGEのコーポレートバーテンダーを務め、Number eight distilleryで蒸留責任者としても活躍している方です。
さらにはFever Treeのアンバサダーも務めていらっしゃり、非常に幅広く活動されています。
私が実際にnumber eight distilleryにお邪魔させていただいた時もとても気さくで話しやすく、丁寧に蒸留やNo.8ジン について語っていただきました。
正直「こんなに教えてくれるの!?」といった感じで非常に貴重なお話をたくさん聞かせていただきました!
例えばモヒートに使うイエルバブエナやメキシカン業態でたくさん使うアボカドから出る種、そして蒸留所と同じお店にブリュワリーとロースタリーがあるのでホップとコーヒー豆など。
一般的なボタニカルであるリコリスやアンジェリカなどではなく、そういった素材を使用しているとこもこだわりの一つです。
蒸留機はドイツのアーノルドホルスタイン社の物を使用しています。バーで蒸留機を見ながら飲めるのはすごくいいですよ。
レストランの会社のバーテンダーがジンの製造をやってるのもなかなか面白いかなと思います。
ジントニックを作る際はぜひFever Treeをお試しください。
ナンバーエイトで作ったエスプレッソマティーニが個人的には好きです。
デザートとの相性もいいですし、食事によってはしっかりしたカクテルでも楽しんでいただけると思います。
非常に丁寧にお答えいただき誠にありがとうございました!
リコリスやアンジェリカといった一般的なボタニカルを使わずに作っている分、他とは違う味わいを楽しめるジンですね。
レストランが手がけるジンとしてフレッシュさ、そしてサスティナビリティを意識したこだわりのジャパニーズクラフトジン。
No.8ジン で使用しているジュニパーベリーは他に比べドライでシャープな味わいが特徴のマケドニア産を使用しているようです。
COCKTAIL
ジントニック
材料
ジン:45ml
トニックウォーター:適量

氷を入れたグラスにジンを注ぎ、氷に当てないように直接液体を狙ってトニックウォーターを注いで完成です。
※ボタニカル由来の油分が溶け込んでおり、うまみを残すためフィルターで除去していないため加水すると白濁します。