BEEFEATER 24

今回は煎茶と中国茶をボタニカルとして使用したBEEFEATER 24 をご紹介いたします。
今回でBEEFEATER ブランドは3本目です。
近頃人気の日本茶とジンの上品な味わいをお楽しみください。
BEEFEATER24の歴史

1820年にロンドンでジェームズ・バローによって創業されたBEEFEATER
今回ご紹介するBEEFEATER 24 は2008年より製造が開始されました。
現マスターディスティラーであるデズモンド・ペイン氏が日本滞在中に「お茶」に魅せられ、ボタニカルとしてお茶を使用することを決めました。
そこからBEEFEATER 24 の製造が始まりました。
デズモンド・ペイン氏が、冷やした緑茶でジントニックを作ったところその組み合わせに感銘を受け、
およそ18か月間様々なお茶をボタニカルとしてジンの製造を繰り返し、
日本の煎茶と中国緑茶を採用し、伝統的かつ革新的なこの「BEEFEATER 24」 が誕生しました。
BEEFEATER 24の特徴
ジンタイプ:ドライジン
アルコール度数:45%
内容量:700ml
希望小売価格:3400円
原産国:イギリス

テイスティングメモ
このジンの特徴といえばやはりボタニカルとして使われている日本の煎茶と中国緑茶です。
味としては以前にも紹介した「BEEFEATER」と大きな違いがはあまり感じられませんが、
通常のBEEFEATERよりも口当たりがよく、飲みやすい印象です。
ボタニカルにお茶を使ったり、後からお茶をインフュージョンするとまろやかになります。
BEEFEATER24もそのお茶の効果が十分に発揮されています。
ですが、トニックウォーターと合わせてみるとより違いが分かるかと思います。
口当たりが軽い分良くなじみます。
ストレートで飲んでもカクテルのベースとしても非常に優秀な一品です

BEEFEATER24の由来
BEEFEATER24の「24」の由来は、
24時間刺激的な街ロンドン、そして浸漬時間が24時間であることも由来の一つです。
製法
再蒸留の前に、グレーンスピリッツの中に12種類のボタニカルを24時間漬け込む
「スティーピング製法」
を採用しており、
また本溜のみを使うことでフレッシュでクセのないライトな飲み口を実現しているといえます。
BOTANICAL
伝統的な9種のボタニカルに煎茶と中国緑茶等を加えた計12種のボタニカルを使用しています。
・中国緑茶
・ジュニパーベリー
・レモンピール
・リコリス
・コリアンダーの種
・アーモンド
・セビルオレンジピール
・アンジェリカの根
・オリスの根
・アンジェリカの種
・グレープフルーツピール

COCKTAIL
煎茶ジン・ソニック
材料
BEEFEATER24: 30ml
粉末煎茶:1/2tsp
粉わさび:1/2tsp
トニックウォーター:60ml
ソーダ:30ml
粉山椒:1振り

炭酸飲料と粉山椒以外の材料をグラスに入れ、ステアします。
炭酸飲料でアップした後に粉山椒をかけて完成です!
粉わさびの香りが煎茶の味わいをより引き立て、女性でも非常に飲みやすく仕上がります。
逆に入れ過ぎてしまうと色が濃すぎて少し不格好になってしまうので、注意が必要です。
煎茶マティーニ
材料
BEEFEATER 24: 60ml
粉末煎茶:1/2tsp
最後に金粉を浮かべると見栄えが格段に美しくなるので
おすすめです。

材料を全てシェイカーにいれ、
シェイクします。
お好みでシュガーシロップを入れても飲みやすくなります
BEEFEATER24と煎茶が非常にマッチした非常に日本らしさのある一杯です。
煎茶の甘みとほのかな渋みが非常によく出ています。
アルコール度数は45度と高めではありますが、その口当たりの軽さからショートカクテルにしてはサラッと飲めてしまえる仕上がりです。
まとめ
いかがだったでしょうか
今回はBEEFEATERシリーズ3本目のBEEFEATER24をご紹介いたしました。
◆24時間によるスティーピング製法
◆本溜のみを使用することでライトな飲み口
◆クセがなく、どんなカクテルにもよくなじむ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
