【季のTEA】お茶とジンの調和が取れた日本のジン【評価・レビュー】

【3本セット】季の美 3×200ml テイスティングセット
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今回は日本でも大手のジンの蒸留所である「京都蒸留所」から「季の美ブランド」から、「季のTEA 京都ドライジン」をご紹介いたします。

季のTEAの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

お茶が好き
日本らしいジン・お酒を探している
甘めの飲みやすいジンを探している

日本で初のジン専門の蒸留所が作る洗練されたジンの一つです。
最近では京都蒸留所のブランドハウス「The House of KI NO BI」もオープンして勢いのあるブランドです!

私の周りでも「すごく良かった!」という声をよく聞くので、また後日「The House of KI NO BI」もご紹介いたします。

季のTEA 京都ドライジン 45° 700ml
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季のTEA の特徴


アルコール度数:45度

内容量:700ml

原産国:日本(京都)

テイスティングメモ

近づいた瞬間から香る確かなお茶の甘み
45度とは思えないほどまろやかでアルコールによる刺激も非常に少ない
お茶の香りが広がった後、ほんのりと香るジュニパーベリーの香り
最後はお茶とジュニパーベリーの余韻が残る和を感じる日本のジン
お茶の香り漂うまろやかなジン
 
まずは香りですが、
お茶の香りがメインに感じます。
ジャパニーズクラフトジンにはお茶を使ったジンは数多くございますが、
ここまでお茶の香りがはっきりするジンは季のTEAが初めてです。

それぐらいしっかりとお茶の香りを感じます。
私は日頃から煎茶に関するお仕事をしておりますので、お茶の香りは保証いたします。
味わいも、口当たりは非常にまろやかです。
これはさすがお茶といった印象です。
口に含むとお茶の香りが広がります。
アルコールによる刺激も非常に少なく、45度とは思えないほどです。

最初にお茶の甘み、
そして飲み込んだ後にジュニパーベリーの香りをほんのりと感じます。

お茶の風味がメインと言えますが、しっかりとジンと言える新しいクラフトジンです。

ジュニパーベリーの香り:★★☆☆☆ お茶の香りがメインでジュニパーベリーの香りは飲み込んだ後に鼻に抜ける印象
まろやかさ:★★★★★ お茶のおかげでしょうか。
45度とは思えないほどまろやかです。
キレ:★★☆☆☆ まろやかでキレは少ないですが、控えめ心地良いキレがあります。

季のTEA 京都ドライジン 45° 700ml
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COCKTAIL

ジントニック

材料

季のTEA:45ml

トニックウォーター:適量

作り方
氷が入ったグラスにジンを注ぎ、その後氷に当てない様に直接ジンを狙ってトニックウォーターを注いで完成です。

季のTEA×檜ビターズ

材料

季のTEA:30ml

シュガーシロップ:5ml

檜ビターズ:3滴


粉茶(お好みで):1/4tsp

作り方
予めグラスに檜ビターズを馴染ませておきます。
ジンとシュガーシロップ、粉茶をシェイカーに入れシェイクします。
最後に檜ビターズを3滴表面に垂らしたら完成です。

お茶インフュージョンと似ているのか?

すごくお茶の風味が香るジンなので、ふと思ったのが
「お茶インフュージョンと似ているかどうか」です。

 
イナガキ
お茶漬け込んだら季のTEAっぽくなる?

私もよくお茶をインフュージョンしてジンを楽しみますし、
日頃から煎茶をいただく機会も多いのでお茶とジンの組み合わせは常に模索しています。

ここでは通常のジンにお茶を漬けたものと季のTEAを比べてみました!



飲み比べ

実際に飲み比べると当然ですが全く違います。

ギルビージン×煎茶(川根茶)

まずはギルビージンですが、お茶の香りはもちろんします!

ただ少し元のギルビーの香りがしますが、決してそれが嫌な要素ではありません。

味は、茶の苦味や甘みなどがしっかり出ていて後味にもお茶の渋みが残ります。

まさしくお茶を漬け込んだという味です。
直接漬け込んでますので、お茶のリアルな風味を感じることが出来る味です。

ただギルビージンのピリッとしたアルコール感がお茶の風味を邪魔している様にも感じました。

季のTEAストレート

対して季のTEAですが、比べてみると全く違います。
当然ですが、ただ漬けただけとは比べ物にならないほど洗練された味わいです。

香りは前述の通りですが、ギルビーとの違いを言うとアルコールによる刺激が全く違います。
一気に香っても全くむせないほど優しい香りです。

味もアルコールによる刺激が驚くほどないです。
お茶の渋みや苦味がない分どなたでも飲みやすいです。

お茶からジュニパーベリーへの移行もスムーズで比べるのがおこがましいほどでした。
ジンとお茶の調和が取れたジンです。
ジュニパーベリーの香りもしっかり感じるジンの良さがお茶でさらに高められています。

まとめ

  アルコール感 お茶の風味 総評
季のTEA 45度とは思えないほど非常にまろやか。
ジンの味に集中できる
お茶の香りはもちろん、甘みをよく感じる。
ここまでお茶が活きたジンは初めてです。
お茶の風味はもちろん、ジュニパーベリーをはじめとするジンの味もしっかり活きている。
ジンとお茶の調和が取れたジン。
漬け込みジン 元のジンのアルコール感に左右される。
お茶で少し和らぐもののまだピリピリとした刺激は強い
お茶を直接つけているためお茶の風味はしっかり出ている。
甘み・旨み・渋み・苦み全て感じます。
お茶の風味はバッチリだが、アルコールによる刺激がお茶の良さを半減させている。
渋みなどを表現したい場合漬け込みはおすすめ。

季の美ブランド3点セット

京都蒸留所では季の美や季のTEA以外にも様々なジンを製造しています。
「全部を買うのは金銭的にも大変」
「一人で700mlも飲みきれない」

といった方々も多くいらっしゃると思います。
実は「季の美」「季のTEA」「季の勢」の200mlボトルがセットになったものもありますので、
「少しずつ全部飲んでみたい」という方々にはおすすめです!

【3本セット】季の美 3×200ml テイスティングセット
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