今回はエールビールがベースとして使われたホップを使ったクラフトジン「ミッケラー ボタニカルジン」をご紹介いたします。
ホップのビターさと華やかな香りが特徴的で私も大好きなジンです。
ラベルのデザインも可愛くて人におすすめしやすいジンでもあります。
ミッケラーの特徴
アルコール度数:44%
内容量:700ml
原産国:デンマーク

テイスティングメモ
◆ボタニカルの華やかなアロマ
◆鼻に抜けるホップの余韻
まずは香りですが、
ジュニパーベリーのジンらしい香りと、シムコーホップのビターな香り。
そしてほのかに香る柑橘の香りが全体をうまくまとめてくれている印象です。
実際に口に含むと、
最初に感じるシトラスとその後すぐに広がるホップのビター感がクセになります。
飲み込んだ後も持続するホップの優しい香りが次の一口を誘います。
なんといってもミッケラーの特徴は華やかなアロマとホップのビター。
ほんの少し水を加えてあげると一層香りや味わいを拾いやすくなるのでおすすめです。
1滴ずつ加えて変化をぜひお楽しみください。
ミッケラーボタニカルジンはシムコーホップと厳選されたボタニカルを漬けて蒸溜をすることでとてもユニークでフレッシュなアロマを実現しています。
ジュニパーベリーの香り:★★★☆☆ | ジュニパーベリーは非常にバランスの取れた程よい割合です。 |
キレ:★★☆☆☆ | キレはそこまで強くなく、スッと飲みやすい飲み口です。 |
華やかさ:★★★★☆ | ホップやその他のボタニカルの華やかなアロマはミッケラーの大きな個性です。 |
ミッケラーの歴史
ミッケラーの始まりはビールでした。
様々なスタイルのビールの製造。それだけでは留まらず、さらにはバーやレストランを世界各地に設立させている。
それ以外にも、ビールのイベントを開催したり、37の国で展開しています。
また、ミッケラーは世界の様々な魅力的な方々と今後コラボをして、各国の食文化を取り入れたプロジェクトを展開させていくつもりだそうです。
ストーリー
ミッケラーは2003年、カールスバーグのメイン醸造所の近くにあるコペンハーゲンの小さなキッチンで、当時数学と物理の教師だったミッケルがホップやモルト、イーストを使った実験をしていたことから始まった。
現在ではミッケルは彼の作ったクラフトビールを50の国へ輸出し、また世界各国のバーやレストランの運営も行っています。
常に進化するミッケラーは最先端で斬新な醸造として世界から高い評価を得ています。
ミッケルは昔、ビールはパーティーなどの際に酔いを楽しむために飲んでいたようで、安いものを好んでいたようです。
ある時IPAビールに出会ったことがきっかけで自身でも開発をしたいと考えるようになったミッケルは、ビール好きを集めたクラブを立ち上げ、初めはIPAを参考にしてビールのレシピ開発を始め、オリジナルのレシピを確立させていきました。
ミッケラーの成長は早く、2010年には教師としての仕事を辞めてビールの道に進むことにしました。
その後はバーを開いたりと様々な人に愛されるビール作りを続けています。
現在ではビール以外にも各種スピリッツといった幅広いお酒を作り出しています。
特定の醸造所を持たない?ファントムブルワリー
ミッケラーは特定の醸造所を持たないことでも知られています。
それはファントムは英語で幻や幻影を意味する言葉です。特定の醸造所を持たずビールを開発しているまさに幻の醸造所と言えます。
では実際どのように開発をしているのか?
ミッケラーはレシピを開発し、それを各醸造所に製造を委託してビールを作り出しています。
元数学・物理の教師であり、熱心なビールファンであったミッケルのレシピは周りから常に高い評価を受けており、その味も間違いないものばかりでした。
これが特定の醸造所を持たないファントムブルワリーです。
COCKTAIL
ジントニック
材料
ジン:45ml
トニックウォーター:適量

氷を入れたグラスにジンを注ぎ、氷に当てないようにトニックウォーターを注いだら完成です。
ホットジン
材料
ジン:45ml
お湯:適量
シュガーシロップ:お好みで

ジンを注いだ後温めた耐熱グラスにお湯を注ぎ完成です。
お好みでシュガーシロップを入れても飲みやすくなります。